覚えておくべき面接のマナー
書類選考に通過すると次にあるのは面接である。面接は本人の性格や基本的なマナー、コミュニケーション能力などを測るために、採用担当者が特に重視する部分だ。そのため、転職を成功させるためにおろそかにできないプロセスで、マナーをしっかりと押さえて臨みたいものだ。
まず、面接を行う部屋に入室する時には、ドアをノックしてから「どうぞ」などの声を聞いてから入る。ドアを開けて入る時には「失礼します」と一声をかける。椅子に座る前に、自分の名前を告げて「よろしくお願いします」と言って礼をする。そして、面接官が着席を求めたら椅子に座る。
質問がなされたら、ハキハキと大きめの声で答えるようにしよう。そして、相手の目を見て笑顔でいることもとても大事だ。介護の仕事では利用者の方や同僚とのコミュニケーションができるかが重要なポイントなので、面接官もそのあたりをしっかりと見ているからだ。質問で分からないことがあったら、無理に答えるのではなく、分からないことを正直に伝えよう。その方が面接官に良い印象を与えられることが多い。面接中、転職先の条件や環境などについて質問はないかと聞かれることも多い。事前に聞きたいことをまとめておくことで、後から質問し直す必要がなくなると共に、その事業者へ高い関心があることを示す機会ともなる。
面接が終わったら、椅子から立って感謝を述べてから退出する。また、ドアを開けて退出する前にも、一度面接官の方を向いて「失礼します」と声をかけた方が良い。面接が終了して解放感を覚えるかもしれないが、最後まで気を抜かないようにしよう。